バイリンガルになるまで

留学経験のない純ジャパがバイリンガルを目指すブログ。2019.11月~2020.1月まで転職活動をし、春から都内ベンチャーに入社予定。

転職は婚活だ#1~教員がベンチャーに転職してみた~【転職を考えるようになった経緯】

はじめに

この記事では、現在28歳で公的機関に勤め営業や企画・開発などのスキルが一切ない僕が「英語」という武器だけを使って転職するまでの道のりを綴っていきたいと思います。これから転職を考えている人や、英語学習を頑張っている人たちのモチベーションやヒントになれれば幸いです。

とりあえず転職ってなによ?

ここ最近、真剣に転職を考えている。

何かで読んだことがあるが、転職は人が初めて自分の意志で進路を決める決断だという。たしかにそうかもしれない。高校、大学進学などの際に自分でコレだ! と思って進路を決めたように思えるかもしれないが、「進学する」ということ自体は結局、同学年のほとんどの生徒が選択することだ。

自分で決めているようでレールに乗っていることには気づかない。僕は社会のレールに乗ること自体は全く否定するつもりはない。それはほとんどの場合、かなりスムーズに人生を進めることができるし、「これくらいの年になるとこういうことを考えて大体こういう選択をしていく」というものさしがあるとなにかと便利だ。

何もないところから作り上げるのは、聞こえはいいがゲームとしてはいくぶんハードモードだ。選択のパラドックスに陥ることもない。

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映画監督を夢見た東京での生活

僕はもともと大学の時に就活は一切していない。当時、全員が一斉にリクルートスーツを着て就活を始める日本社会の気持ち悪さにすこぶる違和感があって、若さゆえの反抗心というか、とにかくまったくやる気にならなかった。

あの時やっときゃどうなってたんだろうな~と思ったりする。でもいろいろ分かったあとからタラレバを言うのは簡単だし、まあ結果はどうあれとにかくスタイルが大事なんだと思うから、「なんかわからんけどスゲー違和感があるから俺はやらない」ということを選択した自分はそれはそれでいいと思っている。

もともと映画が好きで、映画監督になりたかった僕は東京に出た。まあでもそれが箸にも棒にも掛からなくて、威勢よく地元を飛び出た僕は、一斉に就活をして新卒内定した会社に入るというレールの強さに気付くことになる。

それでも、なんとかかんとか2年やってみた。が、ダメだった。しっかり就活して映画製作会社からキャリアを始めた人たちは裁量は少ないかもしれないがうらやましく見えたし、やってみて肌に合わないと思えば見切りをつけて製作ではなく映画の広報のほうに転向することもできた。しかし僕には「自主制作映画で一発当てる」ということ以外に道はなかった。

毎日お金がなくて冷凍したご飯とシーチキン缶を食べていた僕は、会社というシステムの強さを身をもって感じることになる。資金や人材やコネクション、ノウハウや社内体制など、何をとってもかなわない。そこで、「会社ってスゲー」と思うようになるのである。笑

東京で得たことは今、転職を考えるモチベーションになった

基本的にアルバイトからの収入で得たお金で生活していたのだが、今の僕にとってもはやアルバイトとは言えない経験がある。今、民間企業への転職を考えるようになったのもその会社が大きいだろう。それは、業務委託として映画関係の記事を書くライターやwebメディアの編集をさせてもらったITベンチャーでの経験だ。スタートアップだったこともあって、いろんなことをやらせてもらった。というより猫の手も借りたいような状況だったから、できなくてもなんでも任された。で、僕はそれをおもしろがってやった。僕はそこでSEO対策やwebメディア運営、ライティングなどを自分なりに吸収した。

僕はあくまで生活資金と映画を製作する資金を調達するために働いているつもりだったが、そこでの仕事はおもしろいし、社長とも距離が近く、会社で働くということの断片をアルバイトの僕にも経験させてくれた。「会社っていろんなことができるんだなあ」とそのころから会社というシステムに感動するようになっていた。笑

この経験から、大学生の時に感じていたステレオタイプに対しての違和感は「会社」に対してではなく「新卒一斉入社とそれに伴うあれこれ」だったことが分かった。

地元に帰ってきてから

地元に帰ってきてからは先にも述べたように公的機関で安定した給料をもらっている。お金に困りまくった経験をした僕は、そういう道を選んだ。

今の仕事はおもしろい。得意な英語を活かせるし、しんどいことも多いがやりがいを感じることも多い。ただ仕事柄土日も休みがない。そして一番大きいのは民間企業で働く人たちと一緒に働いたからこそわかる「目つきの違い」だった。

今の仕事は良くも悪くも手を抜こうと思えばいくらでも抜けるし、手を抜いたからって給料が下がるわけでもないし、頑張ったからって上がるわけでもない。役職は与えられるだけでインセンティブはない。そういう環境で働いている人たちが作る空気に嫌気がさしてきたのだ。このままここにいていいのか、と自問自答する日々が続いた。

これから

その日々の中で、今の時点で自分なりに出ている答えは、「仕事で英語を使いたい」という思いが強いことと、「民間企業にチャレンジしたい」ということだった。前置きがずいぶん長くなってしまったが、そういうわけで就活を一切していないし市場の知識に疎い僕が「英語を使って転職する」までを少しずつ書いていきたいと思う。

ほんとにこれといって誇れるスキルが英語以外に無い僕が納得のいく転職を決めることができるのか。ひやかし気分で見てもらえればと思う。これから転職を考えている人や、英語学習を頑張っている人たちのモチベーションやヒントになれれば幸いだ。